- 2009-07-23 (木)
中学の頃だったか、友達と公園で花火をしようとしたことがある。夜の8時頃に各々花火を持って公園に集まり、さあ遊ぼうといったところでどこからともなく金髪の兄ちゃんが自転車に乗ってこっちに向かってきた。
兄ちゃんは「君たち、この公園の近くには老人ホームがあるだろう。ここで騒ぐとおじいちゃんおばあちゃんに迷惑がかかってしまうんだ。それと、うちには赤ん坊がいるんだけど、君たちの騒ぎ声でその子が泣いてしまうので、できるならこの公園では花火をしないでおくれ」という内容のことを、僕らに分かりやすいようにヤンキー語に変換して教えてくれた。
それでも花火を楽しみにしていた僕らは、退散することなく不満そうな面持ちで立っていた。すると兄ちゃんは「なんですか。やろうっていうんですか。そうとなれば僕も容赦しませんよ」と、またヤンキー語で言った。兄ちゃんの言うことにも一理あるので、僕らはそそくさとその場を後にした。
あれから3年経った今、近所の公園からパンパンというロケット花火の音が聞こえてくる。さっきコロの散歩に行くときに小学生の集団を見かけたから、やっているのは恐らくあいつらだろう。3年前であれば「うるせえなあ」と眉をひそめたのだが、今では「お前ら早く逃げないと、来るぞ!」と、つい彼らの身の心配をしてしまう。
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